Blue Wedding Blues

 


君とならうまくいく

そんな気がしてたの

だけどもう終わりなの

突然届いた招待状


不意打ちは昔から

あなたのわるいクセ

意味のない軽いキス

自慢の古いブルージーンズ

付かず離れず付き合って

季節をいくつも見送って

言葉にならないふたりの世界が

絶対ゼッタイあったはずなのに


少しだけ考えて

「出席」にマルつけて

アタマに来るからチャリンコで

ビールを買いにコンビニまで

 


さりげなくおめでとう

留守電に吹き込んで

それきりでさよならが出来る

やたらと泣いてた学生時代はもう昔


欲しいなら「欲しいよ」と

言えない弱ささえ

駆け引きに使ってみせろと

あなたはおしえてくれた

ゆっくり進む新郎が

余裕のウインク投げてくる

かなうと信じたあなたとの愛が

新婦のブーケと空へとけていく


空き缶を引きずって

ふたりが遠ざかる

悲しみたいけど二次会で

楽しめそうでやりきれない