12月

 

 

 

25(水)   クリスマスツリーに気がつかない。

 

 

 

 先週、今年最後のピアノレッスンに行った時のこと。

 レッスン室に入るとクリスマスツリーが置いてあった。「今年もツリーを出したんですね」とぼくが言ったら先生は目をパチクリさせて「もう二週間前からそこに置いてありますよ」と言った。ぼくは過去2回のレッスンに来たときツリーの存在に気がつかなかった。いや目には入っていたかもしれない。部屋にクリスマスツリーが飾ってあったのを見ても大した関心が湧かなかったのだと思う。

 クリスマスツリーが飾ってあっても気がつかない。いつのまにかぼくはクリスマスというイベントにすっかり縁のない人間になってしまった。みなさまは楽しいクリスマスを。

 

 

 

23(日)   年末、いつもの病気

 

 

 

 エレキギターのオクターブピッチの調整をした。3弦はピッチが合わせられない状況だった。「このギター、もう限界なのかな」心のなかでつぶやくと、どこからか声がする。「新しいギター、買っちゃおうよ」ぼくの頭の斜め上あたりにいつのまにかぽっかり浮かんでいる黒装束の小人が誘惑する。「ムダ遣いはダメだよ」振り向くと逆サイドに白衣をまとった小人がいて黒い小人の言葉をさえぎる。「アコースティックギターを弾いてりゃいいじゃないか。エレキなんてライブで使ったためしがないでしょ」白衣の小人はなかなか痛いところをついてくる。背中のちいさな羽をパタパタさせてホバーリングしながら彼は続ける。「今までだって年末調整の還付金で使いもしないエフェクターを買ったりしてるんだから」

 ぼくはどういうわけか毎年年末になると “ エフェクター欲しい病 “ にかかってしまう。今年はエレキギター購入をめぐってオレの中の天使と悪魔がせめぎ合っている。非常に危険な状態だ。

 ぼくは3弦の調整ネジに付いているスプリングを外し、ペンチで半分に切った。ネジの可動域が広がりなんとかオクターブピッチの調整ができるようになった。” エレキ欲しい病 “ はとりあえずおさまった。だけど再発の可能性大ですな。

 

 

 

16(日)   ブルーズミュージックとコーヒーの相性

 

 

 

 日曜日、ぶらりと出かけてスターバックスでコーヒーを飲んでいた。店はクリスマス仕様になっていて、本日のオススメコーヒーはクリスマスブレンドだった(ぼくはそれを注文した)。

 よく聞くと店内の音楽もクリスマスにちなんだ曲ばかりだった。ワム!とかマライア・キャリーなどのキラキラしたクリスマスソングではなく、リズム&ブルーズやブルーズミュージックなどのジャンルにしぼってクリスマスソングを流しているみたい。抑制の効いている枯れた味わいのギターの音ってコーヒーに合うと思う。

 

 

 

6(木)   男子プリキュア

 

 

 

 このあいだの日曜日、男の子のプリキュアが誕生した。不慮の事故でフィギュアスケーターとしてのキャリアを絶たれ絶望した少年の心につけこみ、悪の組織が少年を取り込もうとするが、他のプリキュアたちの応援もあって少年自身もプリキュアに変身する・・・12/2テレビで放送した「HUGっと!プリキュア」の内容をかんたんに説明するとこんな感じだと思います。

 20年近く続いているプリキュアシリーズだけど男がプリキュアになるのは今回の「HUGっと!プリキュア」が初めてのこと。変身ヒロイン物のアニメ世界のなかで男が変身してももう違和感を感じない時代になったのでしょうか?ファンは賛否両論あるんだろうな。

 ぼくのうちにはテレビがないので、少ない手がかりであれこれ推測するしかないのです。