2月
12(水) 洗濯物の柔軟剤
柔軟剤はゴージャスなものを使っている。金額が高価という意味ではない。叶姉妹を彷彿させるようなパッケージが派手な商品、たとえばバラをあしらった絵柄の容器で、匂いがキツそうな柔軟剤を好んで選んでいる。ぼくはふだん植木屋として土にまみれて働いているので、せめて休みの日くらいはよい匂いのする服を身につけて過ごしたいのだ。
作業着を洗濯しているときうっかり間違えて柔軟剤を投入してしまうことがある。アロマの匂いをさせて仕事をするぼくを、現場監督や他の職人たちはけげんに思っていることだろう。「甘ったるいにおいをさせやがって」と反感を持たれているかもしれない。そういうのけっこう楽しい。
11(火) ゴーン・イズ・ゴーン
カルロス・ゴーンさんの日本からの脱出劇を映画化するならゴーン役はMr.ビーンを演じた人(名前知らない)がいいと思う。顔が似ているし、脱出の顛末をおもしろおかしく演じてくれるはずだ。ハリウッド超大作より、低予算B級作品の方がしっくりくる。タイトルは「ゴーン・イズ・ゴーン」でキマリだ。