12月

 

 

 

31(月)   よいお年を。

 

 

    2012年もあと半日でおしまい。

 

     ぼくは今マクドナルドでエッグマックマフィンのセットを食べているところ。いつもなら部活帰りの中高生でごった返しているのだけど、今日は大みそか、店内は空いている。

    振り返ってみて、強く印象に残っているような思い出は特にない。でもまあ大きな病気や事故もなく一年間健康に過ごすことができたから上出来だと思います。

 

    ぼくは来年もがんばって生きていく所存です。みなさまもよいお年を。

 

 

 

30(日)   甘いにおいのなかで飲むブラックコーヒー

 

 


    たいていの場合、コーヒーには何もいれずにブラックで飲みます。けど、寒さが厳しい今時分の季節になると甘いものも欲しくなる。そういうとき、ぼくはドーナツショップでコーヒーを飲んだりしています。

    ドーナツの匂いがする店内でブラックコーヒーを飲むと、体の中に糖分を取り込んだような気になる。たしか落語だったと思うけど、うなぎ屋の店先から流れてくるカバ焼きのにおいをおかずにご飯を食べるという話があった。なんだかその噺に似ているな。


     ドーナツショップでコーヒーを単品で頼むとかならず店員が「ご一緒にドーナツいかがですか?」と勧めてくる。これがちょっとわずらわしいです。

 

 

 

23(日)   無造作でナチュラルなマフラーの巻き方

 

 


    美容室で髪を切ってもらいながらファッション雑誌をパラパラめくっていた。「無造作でナチュラルなマフラーの巻き方」という記事が載っていて、ヨコに巻き方の説明がイラストで示してある。こんな細かい手順を踏まなきゃならないのに、" 無造作でナチュラル " ってどゆこと?と心のなかでつぶやきつつ美容師さんのハサミさばきを鏡ごしにぼんやりながめていた。

    けど考えてみるとぼくも " 無造作でナチュラル " な感じにしてもらうためにこうして美容院で髪を切っているのだ。マフラーの巻き方も髪型も、自然な感じをかもし出すためにはある種の作為的な工夫が必要なのかも知れない。マフラーの巻き方ひとつとっても、人生は様々な啓示に満ちている。

 

 

 

16(日)   スマートフォン

 

 

 

  ぼくはスマートフォンを使っています。いろいろ出来て便利です。だけど「ケータイ電話は、通話とメールができればオッケー」という人は、スマートフォンに乗り換える必要はないと思う。パソコン並みに機能が充実している分、わずらわしいことも多いです。

    ほかのメーカーのスマートフォンのことはわからないけど、ぼくが使っている iPhone は、定期的にパソコンにつなげてバックアップをとることになっている。ときどきOS. . . . オペレーティングシステムのアップデートに関してのお知らせが来る。

    ぼくとしてはそれまでの iPhoneの使い勝手に不満はないので、アップデートをする必要性は特に感じないんだけど、新しいアプリは最新版のOSを前提に作られているのだろうし、「ま、とりあえず」という感じでアップデートするのである。

    もっとも、最新版にアップデートしたとしても、利便性や使いやすさが "アップ" するとは限らないのがアップデートの不思議なところです。iPhoneは一番最近の大幅なアップデートのときに、タッチパネル上から YouTube のアイコンがなくなり、地図アプリの地図表示の体裁に変更があった。個人的には前のバージョンのままで十分だったんですけどね。

 

 

    ソフトウェアのアップデートをする直前に "重要なお知らせ" というタイトルの長文が出てくる。細かい文字で、難解な文章が箇条書きで並んでいる。読んで納得したらアップデート作業に進むんだけど、あのテキストをきちんと読む人なんているのだろうか?

 

 

 

9(日)   寒い日曜日

 

 

    今日は寒かった。強い風も吹いた。街路樹のイチョウの葉はあらかた落ちてしまった。葉っぱは舗道沿いにちいさな山を作っている。イチョウの落ち葉って見た目はきれいなんだけど、すべりやすくてけっこう危ないんだよね。

    12月に入ったばかりの今の時期になると決まって「来月はもう新年なんたな」と不思議な感慨にとらわれてしまう。ひと月経ったら正月だなんて全然ピンとこない。ぼくはいつも同じようなペースでメリハリなく暮らしているので、世の中の動きやイベントなどにはあまり縁がないのだ。もうすぐやってくるクリスマスに関しても然り。何だか味気ない人生ですね。

    これから年末に向けて仕事がたてこんでくるのだけど、「正月休みには何をしよっかな~」とぼんやり考えつつ年内を乗り切る所存であります。