4月

 

 

 

27(金)   借りた本を返す頃には・・・・

 

 


   きのう図書館で本を借りた。2週間借りることが出来るので返却日は5/10。この本を返す頃にはゴールデンウィークも終わっていて、また通常モードで仕事をしているんだなぁと思うと気持ちが沈む。楽しいことが始まる前にそれが終わった時のことを考えてゆううつになるのはぼくの悪いクセだ。こんなんじゃイカ~ン、連休中には普段はできないことをたくさんやろう。あれもこれも楽しもうなどと計画をたてていると今度はその計画をこなさなくては、と強迫観念みたいになって来てこれまた疲れる。長い休暇を楽しめない器のちいさいニンゲンなのでしょうか?

 

   みなさん楽しいゴールデンウイークを。

 

 

 

 

 

 

25(水)   あるいはビンテージギターだったかも?

 

 


  ぼくが仕事から帰って来て部屋のドアの前にいた時、誰かが後ろから声をかけてきた。振り向くと、ぼくのアパートの真向いの一戸建てに住んでいるご主人だった。たぶん50代の後半だろう。顔を合わせた時には軽く会釈をするていどの間柄だった。

「あの~、お宅さまはギターなと弾かれるのですかな」と訊いて来た。ぼくは部屋から漏れてくるギターの音で文句を言われるかと思い一瞬身構えた。が、そんなはずはなかった。ぼくは部屋でほとんどギターを弾かない。たまに弾くときも昼間、それもほんの数分で、音量には注意を払った。近所からクレームがくる心配はまずない。

  ぼくが質問の意味を図りかねていると、「もしよかったらウチのギター、もらってくれませんか?」と言われた。このご主人の兄がギターが趣味で、弾かなくなった安物ギターが余っているということだった。

  ぼくがギターを持ってアパートから出てくるのを何度か見ているのだろう。だからぼくにギターを譲る話を持ちかけて来たのだ。

  ぼくはその話をていねいに断った。ぼくのせまい部屋にこれ以上モノを増やしたくないから。

  でもそのご主人がぼくに譲ろうとしていたギター、案外いい物だったのかもしれないな。「いや実は私の兄は若い頃ニューオーリンズに赴任しておりましてな」とか言ってケースを開けてみると中には年代物のギブソンが・・・・。なんてことある訳ないか。

 

 

 

 

 

 

 

18(水)   ピアノの発表会

 

 

 

   もうひと月くらいまえのことになるけど 3/20(火)春分の日、ピアノの発表会があった。ぼくも演奏しました。発表会に出るのはこれで2度目です。

 

 

 

   ピアノ教室に通い始めて2年になる。週に1回、30分の個人レッスンを受けています。大人はぼくだけみたいだ。ほかの生徒はほとんど小学生、しかも女の子。

   だからピアノ発表会で、ぼくの存在はかなり浮いてしまう。小さな子どもたちのなかにオトナがひとり混ざっている状況なわけだからね。

 

 

   発表会の最後に、出演者全員で舞台にあがって合唱をする。先生のピアノ伴奏で生徒たちが元気に歌うのだけど、ぼくはそのときマンドリンで伴奏に参加している。ぼくもピアノ教室の生徒のひとりなんだけど、子どもたちの無邪気な歌にアラフィフのおじさんが加わるのはちょっとマズいんじゃないかという気がする。もしぼくがいっしょに歌ったら見ているママさんたちは「あのヒトなにかしら?」と思うに違いない。そんなことないかな?いややっぱヘンなひとに思われちゃうよ。

 

 

 

 

 

 

   写真は帰り際にもらった記念の品です。黒ネコのぬいぐるみ。部屋の本棚の上で寝そべってます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15(日)   ダニー  or  ドニー • ハサウェイ

 

 


   もう15年くらいまえの話です。

 

 

   ダニー • ハサウェイのライブ盤を買いにCDショップに出かけた。商品はアルファベット順に並んでいたのでぼくは "D" のCD陳列棚を探したのだけどなぜか見つからない。ちょっと考えて気がつく。そっか、ダニー • ハサウェイの音楽はソウルミュージックだからソウルコーナーに置いてあるんだな。ぼくはロック売り場で彼のCDを探していたのだ。

   けれどソウルミュージックの売り場でもダニー • ハサウェイのCDは見つからなかった。R&B、ブルーズ、念のためゴスペルのコーナーまで見たけどやはり見つからない。

   ぼくはそのとき渋谷にある大手CD店にいた。これだけの品揃えのある店にダニー • ハサウェイのCDがないわけない。

   ぼくはもう一度念入りに陳列棚をチェックしていった。店員に尋ねれば早いんだろうけど、自力でダニーの音楽を見つけ出したかったのだ。

   ようやく目当てのCDにたどり着く。ダニー • ハサウェイのCDは、ソウルコーナーの "D" の棚に並んでいた。なぜそれまで気がつかなかったのかと言うと、ぼくがダニーのスペルを Danny だと思い込んでいたから。彼の名のつづりはDonny だった。

   ぼくは "D" の棚に行き、最初のほうばかり熱心にチェックしていた。ダニーのファーストネーム、Dの次はAだと思っていたので。けど本当のスペルは Donny 。"D" の棚の最後のほうに並んでいたというわけです。


   こんなことを思い出したのも最近ダニー • ハサウェイに関する文章を読んだからです。それを書いたのはピーターバラカンさんで、ピーターさんは Donny Hathaway の名を、文中ドニー • ハサウェイと記していた。

   きっと "ダニー" より "ドニー" のほうが実際の発音に近いのだろう。ぼくも15年前、"ドニー" ハサウェイと記憶していればCDショップをウロウロせずに済んだのだけどね。

 


   ドニー • ハサウェイは黒人のボーカリストでキーボーディスト。オリジナル曲もさることながら、白人のシンガーソングライター系の曲に黒いフィーリングを加えたアレンジで歌い、人気を博した。ライブ盤の熱気、ハンパないです。

  1979年1月、ホテルの窓から転落し死亡。どうやら自殺みたい。享年33歳。

 

 

 

 

 

 

 

4(水)   スマホ頼みの生活スタイル

 

 


   部屋に置いてあるCDプレイヤーが壊れた。

   CDのほかに、MDとラジオが聴けたのだけど、スピーカーから音が出なくなってしまった。使い始めてから15年は経つ。もう寿命なのかも知れない。

   ぼくの部屋にはテレビがないので、ラジオが聴けなくなると外部からの情報がほとんどなくなってしまう。とりあえず部屋ではスマートフォンのアプリ "radiko" を使ってラジオを聴いている。音楽を聴くときもスマートフォンか、パソコンである。

   スマートフォンはとても便利で、普段から重宝しているのだけど、あまり頼りにし過ぎるとスマートフォン無しで生きていけなくなりそうで我ながらこわい。いや、すでに手遅れかもね。