2月
28(月) 200円ビックマック
いまマクドナルドのビックマックは期間限定で 200円なんだね~。ひさびさ食ったらうまかったッス。
26(土) 妄想モード switch ON
仕事帰りにスーパーに立ち寄る。ええと、何を買うんだっけ?おれはスマートフォンを取り出し、メモ帳アプリを立ち上げる。句読点なしの、走り書きのテキストが液晶に浮かび上がる。
塩コンブニベア
今日買い忘れちゃならないのは、塩コンブと、ニベアの2品である。「塩」と「コンブ」と「ニベア」3品が欲しいのではない。「塩」と「コンブニベア」でもない。コンブニベアと言う商品はたぶん存在しない。でもコンブニベアって肌によさそうだ。
おれは乾物売り場を探しながら、妄想モードを ON にしてコンブニベアを商品化すべくアタマをフル回転させていた。おれの脳は、どうでもいいことにのみ、その能力を発揮する。
乾物売り場で「ふじっ子」発見。ふじっ子は塩コンブの世界では名の通ったブランドだ。価格は155円。そのすぐとなりにも塩コンブがある。こっちは98円。
安いほうの塩コンブは、このスーパーのプライベートブランドである。価格を抑え、人気商品ふじっ子の横に陳列してガチンコ勝負だ。乾物による、仁義なき戦い。
おれは155円の、ふじっ子をチョイスした。57円も高価な物を選ぶ優越感。ふじっ子に手を伸ばしたとき、おれがアタマの中ででっち上げたギャラリーたちがどよめく。架空のギャラリーたちは、おれがいつも通り安いほうを選ぶとタカをくくっていたのだ . . . 。繰り返すが、おれの脳は、どうでもいいことにのみ、その能力を発揮する。
ビールやチーズなど買い物カゴに放り込みながら、さらに塩を加えた塩コンブニベアなる商品の企画を練る。ソルトパワーが使用時の爽快感をアップさせる。オトコ気あふれるマッチョ君がターゲットの商品だ。
店を出てうちに帰る道すがらも妄想は止まらない。
. . . そしておれはニベアを買い忘れた。
20(日) アダルトDVDのレンタル作法
ぼくはしがない煩悩のかたまりであります。いろんな欲望が、たまには性欲がむくむく~っと起き上がったりする、いや、比喩表現じゃなくて。
そんな時ぼくは、ふらふらと自転車にまたがり近所のレンタルビデオ屋へ向かう。店に入り、奥のほうにひっそりと垂れ下がっているのれんをくぐる。「18禁」と鮮やかに染め抜かれたのれんを。
突然ですが、これからワタクシ佳野リサトが正しいアダルトDVDの借り方をご指南いたします。迷える男子たち参考にされたし。
其の一、胸を張ってアダルトコーナーに入るべし。
卑屈になってはいけない。まわりにひとがいないのを見計らってこっそり、なんてのはダメである。胸を張って悠然とアダルトコーナーに入ろう。
其の二、顔をあげ、堂々退場すべし。
観たいDVDを選び終えて、キミの心拍数はゆっくりと上がっていく。そう、キミはこれからアダルトコーナーを出る時の気恥ずかしさに耐えなければならない。
だが、恥ずかしいことなど何もないのだ。顔をあげ、威風堂々と退場だ。アダルトコーナーを出たとたん、韓流ドラマを選んでいる女子と目があったら、「ワタクシこれからエロいの借りますが、それが何か?」くらいの平静を保ちたいものだ。
其の三、借りたいDVDだけレンタルすべし。
カウンターでレンタル手続きをするとき、照れ隠しのために話題の新作映画などといっしょにレンタルしてはいないか?そんな姑息な借り方はもうやめにしないか?正々堂々、アダルトのDVDを単品でカウンターに差し出そう。
いつだったか、知り合いと話していて、「エロだけレンタルするのってなんか恥ずかしいよね」ぼくがそう言うと、その知り合いは人差し指を立て、メトロノームみたいに指を左右に振り、ふふんと鼻をならした。いかがわしい外国人みたいなしぐさでぼくにダメ出しをしてから彼は言った「リサトさん甘いッス」
彼はエッチDVDを借りるとき、あえて女子店員が受付している列に並び、ハダカのAV嬢がプリントされているレーベル面を見せつけるようにカウンターに置くのだそうだ。彼は言った「そこからすでにプレイは始まっているんですよ」
おれは打ちのめされた。あえて女子店員にレンタル手続きさせるその余裕。彼の上級者ぶりに頭が下がった。けどプレイって一体なんのプレイだ?
レンタル作法の道は険しく、厳しい。彼の境地にたどり着くべく、ぼくも日々精進に励んでいる。皆様も励まれたし。
14(月) バレンタインデー
夕方から降り出した雪は勢いを増しています。明日の朝は凍結が心配ですね。通勤のとき、転んでケガなどしないようお互い気をつけましょう。
んで、今日は2/14。バレンタインデー。
ぼくは40代半ばの中年男なので、バレンタインデーのようなイベントとは縁がない。いや、違うぞ、中年になったって2/14にチョコをもらえるひとはたくさんいるはずだからね。けどぼくはそうじゃないです。義理チョコすらもらえない。「今年ははたして女子にチョコをもらえるだろうか?」などとソワソワドキドキした10代は、はるかむかしのことだ。
バレンタイン時期のチョコレートは、スーパーなどでも目立つところに陳列するみたいで、レジ待ちの行列にぼーっと並んでいると、目線の先にチョコが置いてあったりする。そのときまで買おうなんて思ってもいなかったのに、ぼくはそのチョコをなんとなく無意識に買い物カゴに放り込んでしまう。うちに帰ってから「なんでチョコなんか買ったのだ?」と首をかしげることになる。
一品でも多く買わせようとしているスーパーの策略にカンペキはまってますねおれは。
8(火) うまくはがれないハム
朝食はたいていパンです。トーストした食パンにバターを塗り、スライスチーズをのっけてさらにその上にハムをのせる。このハムをビニールパックから出すとき、うまくはがれないことが多い。無理に取り出そうとするとちぎれてしまう。薄切りハムだからなのか、おれが不器用だからか。たいしたことではないんだけれど、たいしたことないなりに朝からへこみます。たまにきれいな、真ん丸のハムをパンにのせることが出来るととてもうれしい。
最近は「ビアソーセージ」というサラミっぽい、ちぎれないハムを使っているので安心です。
2(水) トランクスのボタン
仕事のときはトランクス、休日はブリーフを履いている。なぜ ? ときかれても困ってしまう。そういう習慣なんです。
先日トランクスを買った時に改めて気づいたのだけれど、トランクスにはボタンがついているんですね。小用を足すためのもの。ぼくは常に開けっ放しなのだが、あのボタンを使っているヒトっているのかな? 用を足す度にボタンをはずし、済ませたらきちんと留めなおすのだろうか? 寒いときは手がかじかんで大変そうだ。
もしかして律儀な人はそのつどボタンを閉めているのかもしれない。「リサトさん開けっ放しなんですか?案外がさつだなぁ」って言われてしまうかもね。